自作PC の電源不足症状 5 選と原因切り分け|2026年版
自作PC で電源容量・電源品質に起因する症状を 5 パターンに整理。起動失敗・再起動ループ・GPU 性能低下・騒音増加・突然シャットダウンの切り分け手順を初心者向けに解説。
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「電源は壊れにくいから後回し」と考えがちですが、電源容量不足・電源品質劣化 が原因のトラブルは意外と多く、症状が CPU/GPU/メモリの初期不良 に見えることもあります。本記事では電源由来の典型症状 5 選と切り分け手順を解説します。
この記事の要点
- 電源由来の典型症状 5 選:① 起動失敗 ② 再起動ループ ③ GPU 性能低下 ④ 騒音増加 ⑤ 突然シャットダウン
- 電源容量目安は GPU TGP × 1.5〜2.0 倍
- 80PLUS Bronze 以下は新規購入で避ける(効率・耐久性で割高)
- 8〜10 年使った電源は コンデンサ劣化 で症状が出始める
1. 症状 1:起動しない・電源が入らない
| チェック | 対処 |
|---|---|
| 電源 ON/OFF スイッチが O(OFF) | I に切り替え |
| 電源 24pin / CPU 8pin が抜けている | 完全装着 |
| 電源容量不足(GPU + CPU 計算で) | より大容量へ |
| 古い電源のコンデンサ劣化 | 交換 |
詳しくは 起動しないトラブル 10 選。
2. 症状 2:再起動ループ・突然リセット
ゲーム開始数分で再起動・高負荷時に強制再起動するケース:
3. 症状 3:GPU 性能が公称値より低い
3DMark / Cyberpunk 2077 のベンチが公称値より 10〜20% 低いケース:
→ MSI Afterburner で GPU 電力を確認。100% 張り付かないのは電源・ケーブルの問題が多い。
4. 症状 4:電源ファンの異音・騒音
電源ファンが 唸り音・カラカラ音:
- 軸受の劣化(5 年以上使用で典型)
- ホコリ詰まり
- 安物電源(80PLUS Standard / Bronze)の経年劣化
→ エアダスターで清掃 → 治らないなら 交換。電源ファン異音は故障の前兆。
5. 症状 5:突然のシャットダウン(ブルースクリーンなし)
OS のクラッシュではなく PC が即座に電源 OFF するケース:
- 電源 OPP(Over Power Protection)発動
- 電源コンデンサ劣化
- 12V レール電圧の不安定
→ HWiNFO64 で 12V レール電圧を監視。±5% 以上の変動があれば電源交換。
6. 容量別の選び方
| 評価項目 | GPU TGP | 推奨容量 | 余裕容量 |
|---|---|---|---|
| 内蔵 GPU(0W) | 450W | 550W | |
| RTX 4060 8GB(115W) | 550W | 650W | |
| RTX 4060 Ti 16GB(165W) | 650W | 750W | |
| RTX 4070 SUPER(220W) | 750W | 850W | |
| RTX 4070 Ti SUPER(285W) | 850W | 1000W | |
| RTX 4080 SUPER(320W) | 1000W | 1200W | |
| RTX 4090(450W) | 1000W | 1200W |
7. よくある質問
Q1. 80PLUS Bronze で十分?
A. 新規購入なら Gold 以上推奨。Bronze と Gold の効率差は 5〜8%(年間電気代差で 1,000〜2,000 円)。10 年使うと差額を回収できる。
Q2. 電源は何年で交換すべき?
A. 8〜10 年が目安。コンデンサが劣化して 12V レール電圧が不安定になる。Corsair RM シリーズの 10 年保証はこの目安に合わせている。
Q3. 安物電源のリスクは?
A. 連鎖故障。電源が壊れたとき、12V 過電圧で マザボ・CPU・GPU まで道連れになることがある。電源ケチって他全部壊すと数十万円の被害。
まとめ
電源由来トラブルの予防:
- ✅ GPU TGP × 1.5〜2 倍の容量 を選ぶ
- ✅ 80PLUS Gold 以上
- ✅ 10 年保証 or 7 年保証 の電源
- ✅ ATX 3.1 / 12V-2x6 規格
詳しくは 電源ユニットの選び方・Corsair RM750x 完全解説 を参照。