自作の基礎

自作PC を組んだ後の初期設定 完全ガイド|OS インストール後の必須 12 項目

自作PC で OS インストール後にやるべき初期設定 12 項目を業務 + 副業向けに整理。電源プラン・必須ソフト導入・セキュリティ・パーツモニタリング・バックアップまで網羅。

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OS インストールが完了しても、それだけでは 真価を発揮しません。本記事では自作PC を組み終わった後にやるべき 初期設定 12 項目 を業務 + 副業向けに整理。これを完了して初めて「日常運用に耐える PC」になります。

この記事の要点

  • OS インストール後の初期設定は 12 項目(所要 2〜4 時間)
  • 必須:電源プラン・Windows Update・ドライバ・セキュリティ
  • 推奨:パーツモニタリング・バックアップ・必須ソフト導入
  • 業務 + 副業利用 なら BitLocker + 1Password + Hyper-V 等も
  • 初期設定をサボると 後から戻れないトラブル に発展しがち

1. 電源プラン設定(最重要)

Windows のデフォルトは 省電力寄り。自作PC の本来の性能を引き出すには 「高パフォーマンス」or 「Ultimate Performance」 に変更。

手順

  1. 設定システム電源とスリープ
  2. 電源モード を「最適なパフォーマンス」に変更
  3. (上級)コマンドプロンプト(管理者)で:
    powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61
    → 「Ultimate Performance」プランが利用可能に

注意

  • ノート系ではバッテリー減りが早い → 自作PC(デスクトップ)専用設定
  • ゲーム・動画編集時の CPU クロック降下を防ぐ 効果

2. Windows Update を完全適用

OS インストール直後は 数十個の累積更新 が未適用。1 回目のインストール直後に「最新の状態」と表示されても、再起動後にまた出現する 連鎖適用 が必要。

手順

  1. 設定Windows Update更新プログラムのチェック
  2. すべての更新をインストール → 再起動
  3. 再度「更新プログラムのチェック」 → 「最新」になるまで繰り返す(通常 2〜4 回)

初回は累計 1〜2 時間かかる ので、夕食後・寝る前に実行推奨。

3. チップセットドライバ導入

マザーボードメーカーの公式サイトから チップセットドライバ をダウンロード。

AMD(AM5 系)

AMD Chipset Drivers → 自分のチップセット(B650 / X670 等)を選択 → ドライバダウンロード → インストール

Intel 系

Intel Driver & Support Assistant」を Intel 公式サイトで検索してダウンロード → 自動でチップセット・USB・LAN ドライバを最新化

Windows Update のドライバは古いことが多い。マザボメーカー公式サイトで手動更新が確実。

4. GPU ドライバ導入

GPU の 専用ドライバ をメーカー公式サイトから入手。

NVIDIA

NVIDIA Driver Downloads → 自分の GPU 型番を選択

  • Game Ready Driver:最新ゲーム対応・ゲーマー向け
  • Studio Driver:安定性重視・業務 + 副業向け

業務利用なら Studio Driver 一択。安定性が圧倒的。

AMD

AMD Radeon Drivers → GPU 型番選択

Intel ARC

Intel 公式サイトで「Intel ARC Graphics Driver」を検索してダウンロード

5. パーツメーカー周辺ドライバ

マザボメーカーの公式サイトから 一括ダウンロード

  • LAN ドライバ
  • Wi-Fi ドライバ
  • オーディオドライバ(Realtek 等)
  • USB-C コントローラ
  • RGB 制御アプリ(必要なら)

Wi-Fi が繋がらないときの対処

LAN ドライバが未導入で インターネット接続不可 な場合:

  • 別 PC で Wi-Fi ドライバをダウンロード → USB で転送 → インストール

6. セキュリティ設定

6-1. Windows セキュリティ(標準)

Windows 11 標準の Defender は 無料で十分強力

  • 設定プライバシーとセキュリティWindows セキュリティ
  • リアルタイム保護:オン
  • クラウド配信の保護:オン
  • ファイアウォール:すべてのプロファイルでオン

6-2. BitLocker 有効化(Pro のみ)

  • コントロールパネルBitLocker ドライブ暗号化
  • C ドライブ → BitLocker を有効にする
  • 回復キー保存先:Microsoft アカウント に保存推奨

リモートワーク用 PC・機密データ扱う PC では 必須レベル

6-3. Microsoft アカウント の 2FA 設定

  • アカウント.microsoft.com → セキュリティ → 2 段階認証 を有効化
  • スマホの認証アプリ(Microsoft Authenticator)連携推奨

7. パーツモニタリングソフト導入

CPU・GPU・SSD の温度・使用率を可視化するソフトを導入。

おすすめソフト

  • HWiNFO64(無料・最も詳細)
  • HWMonitor(無料・シンプル)
  • MSI Afterburner(GPU 温度・FPS 表示・無料)
  • CrystalDiskInfo(SSD・HDD 健康状態)

確認ポイント

  • CPU 温度:アイドル 30〜50℃ / 高負荷 70〜85℃ が正常
  • GPU 温度:アイドル 30〜50℃ / 高負荷 65〜80℃ が正常
  • SSD 温度:60℃ 以下が望ましい
  • 電源容量:合計消費電力が定格容量の 80% 以下に収まっているか

8. バックアップ設定

データを失わないために 3 段階のバックアップ

8-1. OneDrive 同期(クラウド)

  • 設定アカウントOneDrive で重要フォルダを同期
  • 業務利用なら Microsoft 365 Personal(年 14,900 円)で 1TB 容量

8-2. ファイル履歴(外付け HDD)

  • 設定更新とセキュリティバックアップ
  • 外付け HDD を接続 → 自動バックアップ

8-3. システムイメージ(半年に 1 回)

  • コントロールパネルバックアップと復元(Windows 7)
  • 外付け HDD に OS + アプリ全体のイメージ作成
  • 故障時の復元用

9. 必須ソフトのインストール

業務必須

  • Microsoft 365(Office):Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams
  • PDF リーダー:Adobe Acrobat Reader / Foxit Reader(無料)
  • ブラウザ:Chrome / Edge / Firefox(複数併用が業務効率◎)
  • チャット:Slack / Discord / Teams
  • クラウドストレージ:OneDrive / Google Drive / Dropbox

開発・副業向け

  • Visual Studio Code(コードエディタ)
  • Git for Windows(バージョン管理)
  • Node.js(JavaScript 実行環境)
  • Python(汎用プログラミング言語)
  • Docker Desktop(コンテナ環境)
  • WSL2(Windows 上で Linux)

生成AI 向け

  • Stable Diffusion WebUI(画像生成)
  • Ollama / LM Studio(ローカル LLM)
  • ComfyUI(画像生成のノードベース)

動画編集向け

  • DaVinci Resolve(無料・本格動画編集)
  • OBS Studio(録画・配信・無料)
  • HandBrake(動画変換・無料)

ユーティリティ

  • 1Password / Bitwarden(パスワードマネージャー)
  • PowerToys(Microsoft 公式・キーカスタマイズ等)
  • Everything(高速ファイル検索)
  • 7-Zip(圧縮・解凍)
  • Notion / Obsidian(ナレッジ管理)

10. 不要機能の無効化

Windows 11 の標準機能で 業務上不要 な項目をオフにすると、軽快さがアップ。

Windows ニュースとフィード

  • 設定個人用設定タスクバータスクバーのコーナーの動作
  • ウィジェット を オフ

Cortana・推奨されるアプリ

  • 設定個人用設定スタート で「スタートメニューに最近開いた項目を表示する」 OFF
  • 設定アプリインストール済みアプリ で不要なプリインストールアプリ削除

Bing 検索

  • PowerToys または gpedit.msc(Pro 限定)で Cortana 検索の Bing 連携をオフ

11. ベンチマーク実行(性能確認)

組み立てた PC が 本来の性能を出しているか 確認。

推奨ベンチマーク

  • Cinebench 2024:CPU マルチコア性能(無料)
  • 3DMark Time Spy(Steam 経由・無料版あり):GPU 性能
  • CrystalDiskMark:SSD 速度測定(無料)
  • CPU-Z / GPU-Z:パーツ情報詳細

結果の比較

ネットで「CPU 型番 + Cinebench スコア」で検索 → 一般的なスコアと比較。 大きく外れていないか 確認(例:温度・電源の問題で性能が下がるケース)。

12. 業務 + 副業向けの追加設定

Pro 版限定機能の活用

  • Hyper-V:仮想マシン作成 → Linux・古い Windows を仮想で動作
  • WSL2:Linux サブシステム → Docker・開発環境
  • Remote Desktop Host:外出先から自宅 PC を操作
  • グループポリシー:細かい設定変更(gpedit.msc)

Hyper-V 有効化

  • コントロールパネルプログラムWindows の機能の有効化
  • Hyper-V にチェック → 再起動

WSL2 有効化

PowerShell(管理者)で:

wsl --install

→ Ubuntu が自動インストール

13. 初期設定 完了チェックリスト

すべて完了したら以下を確認:

  • 電源プラン:高パフォーマンス
  • Windows Update:最新の状態
  • チップセット・GPU・周辺ドライバ:最新
  • Windows セキュリティ:オン
  • BitLocker(Pro のみ):有効
  • Microsoft アカウント:2FA 有効
  • パーツモニタリング:HWiNFO64 等導入
  • バックアップ:OneDrive 同期 設定済
  • 必須ソフト:Office・ブラウザ・コードエディタ等
  • 不要機能:オフ
  • ベンチマーク:性能確認済
  • Hyper-V / WSL2(Pro):有効化(必要なら)

14. 1 ヶ月後にやるべきこと

温度監視

組んだ直後は エアコン効いた室内 で温度低い。夏場・高負荷で改めて確認:

  • CPU 温度がスロットリング(85℃ 以上)に達していないか
  • GPU 温度が 85℃ 以上に達していないか

→ サーマルグリス塗り直し・ケースファン追加で対処。

不要ソフトの整理

1 ヶ月使って 使わなかったソフト はアンインストール。デスクトップ・スタートメニューを整理。

バックアップの動作確認

外付け HDD に 実際にデータが入っているか 確認。バックアップは「動いている前提」ではなく「動作確認」が必須。

まとめ:12 項目で日常運用 PC へ

  • ✅ 電源プラン・Windows Update・ドライバ:基本中の基本
  • ✅ セキュリティ + BitLocker + 2FA:業務 PC として必須
  • ✅ パーツモニタリング + バックアップ:トラブル予防
  • ✅ 必須ソフト + 不要機能オフ:日常作業の快適化
  • 🎯 業務 + 副業利用なら Hyper-V + WSL2 も活用

完了まで 2〜4 時間 が目安。組み立て当日に終わらないなら 2 日に分けて 確実に進めるのが安全です。

OS インストール手順は「自作PC の OS インストール手順|Windows 11 Pro DSP 完全ガイド」 を参照。

組み立て手順全体は「自作PC の組み立て手順 完全ガイド」 を参照してください。