🖥 OS / ソフト系
Docker
アプリと実行環境(OS ライブラリ・依存パッケージ)を「コンテナ」にパッケージ化し、どの PC でも同じ動作を保証するコンテナ実行基盤。
別名・略称: Docker開発 コンテナ開発 Docker コンテナ Docker Engine
🧾 概要
アプリと実行環境(OS ライブラリ・依存パッケージ)を「コンテナ」にパッケージ化し、どの PC でも同じ動作を保証するコンテナ実行基盤。
Docker 開発とは
「Docker 開発」=「Docker(コンテナ技術)を使ってアプリを開発・実行するスタイル」 のこと。Web 系・クラウド系の開発現場ではほぼ標準になっています。
具体的には、開発する PC に PostgreSQL や Redis や Node.js を直接インストールせず、それぞれを「コンテナ」という独立した小さな仮想環境として起動して使います。
[従来の開発] [Docker 開発]
PC に直接インストール PC にはコンテナだけ
- Node.js v18 ┌─────────────────┐
- PostgreSQL 14 │ DB コンテナ │ PostgreSQL 16
- Redis 6 ├─────────────────┤
- nginx │ Backend コンテナ │ Node.js 20
↓ ├─────────────────┤
バージョン違いで地獄 │ Frontend コンテナ│ Vite + React
PC が壊れたら復旧大変 ├─────────────────┤
│ Cache コンテナ │ Redis 7
└─────────────────┘
docker compose up で全部起動
何ができるか
- 環境を 1 行で再現:
docker compose upでチーム全員が同じ DB・同じバージョンを起動 - 本番と同じ環境で開発:本番サーバーで動く Linux コンテナを開発機でもそのまま動かせる
- PC を汚さない:ライブラリをグローバルに入れずに済む(コンテナを消せばクリーン)
- 複数バージョン共存:プロジェクト A は Node 18、プロジェクト B は Node 20 を同時並行
Docker と Docker Desktop の違い
- Docker(Docker Engine)= コンテナを動かすコアエンジン。Linux サーバーで標準動作
- Docker Desktop = Windows・Mac で Docker Engine を簡単に使うための GUI 統合パッケージ
Windows で Docker 開発するなら、実体は Docker Desktop(中身は WSL2 上で Docker Engine が動く) を使うのが一般的です。
ビジネス自作 PC で Docker 開発するときに効く構成
Docker は「コンテナを並列に起動するほどメモリを消費する」性質があるため、ビジネス機の構成で気をつける点:
| 要素 | 推奨ライン | 理由 |
|---|---|---|
| メモリ | 32GB 〜 64GB | DB + Backend + Frontend + Cache の 4 コンテナで 8〜16GB 食う |
| CPU コア | 8 コア以上(Ryzen 7・Ryzen 9 推奨) | コンテナごとに CPU を分けて並列実行 |
| SSD | NVMe SSD 1TB 以上 | Docker イメージは 1 個あたり数百 MB〜数 GB |
| OS | Windows 11 Pro 推奨 | Hyper-V が使えるため WSL2 + Docker Desktop の挙動が安定 |
Docker 開発の典型的なメモリ消費例
Office・Teams : 8 GB
Chrome 50 タブ : 6 GB
VSCode : 2 GB
Docker(DB + Back + Front): 10 GB ← ここが Docker 分
ローカル AI(任意) : 10 GB
─────────────────────────
ピーク合計 : 36 GB → 32GB だと枯渇、64GB が安全圏
構成要素 / 種別
- Docker Engine — コンテナを実行するコアエンジン
- Docker CLI(
dockerコマンド) — コンテナの操作 - Docker Compose(
docker compose) — 複数コンテナを 1 つの YAML で管理 - Dockerfile — コンテナイメージのビルド手順を書くテキスト
- Docker Hub — 公開イメージのレジストリ(PostgreSQL・nginx 等の公式イメージ配布)
■ ユースケース
- Web アプリ開発:DB + バックエンド + フロントエンド + キャッシュをまとめて起動
- CI/CD:本番と同じイメージで自動テスト・ビルド
- ローカル AI 検証:Ollama・LM Studio 等を Docker 経由で動かす(GPU パススルー対応)
- 比較・選定:予算25万円ビジネス自作PC・32GB vs 64GB メモリ
■ 関連用語
- Docker Desktop — Windows/Mac 用の Docker 公式 GUI パッケージ
- WSL2 — Windows で Docker を動かす基盤
- Hyper-V — WSL2 のさらに下の仮想化基盤
- Windows 11 Pro — Hyper-V が使える OS